「あかはたもち」ってご存知ですか?
「もち」といってもお米の餅ではありません。
「あかはた」という海藻100%で作られた「もち」なのです。
「あかはた」は八戸市沿岸の岩場で春先に収穫される海藻で、あかはたを蒸して冷やし固めた「あかはたもち」は、この地域の郷土食。
浜どころ出身の私にとっては、「今年も春がきたなー」と、真っ先に春を感じる食べ物なのです。
赤みがかった幅広の海藻で、表面には小さなつぶつぶがあり、触るとざらざらしているのが特徴。
(ちなみに「あかばぎんなんそう」とも言うらしいです。全然ぴんときませんが。。。)
水で洗い、根元の硬い部分をちぎって取り除きます。硬い部分は蒸しても柔らかくならず、食感が悪くなるので、この作業、大事です。
蒸し器で柔らかくなるまでひたすら蒸していきます。
私は、蒸し器に直に載せましたが、布巾を敷いて蒸した方が、蒸した後、集めやすくていいかもです。
酢味噌をつけていただきます!
プルンプルンの食感と、磯の風味がたまりません。
しかも、海藻だけで作っているので、とってもヘルシー。
ちなみに、この日、八戸市中心街の「三春屋」さんに行ったら、地下の食品売り場に、生の「あかはた」のほか、食べるばかりの「あかはたもち」も売ってました。
もしかしたら、館鼻岸壁朝市でも売ってたのかもですが、自分でつくったものはものすごくおいしく感じました(笑)
みなさんも、春限定の海のご馳走「あかはたもち」を見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね。
by はっしー
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