近年、青森県内では、空前のカフェブームと言っても過言では無いくらい(筆者の肌感覚ですが)、新規オープンするお店が増えています。
そんな中、今回紹介するのは田舎館村の「田んぼの中にあるカフェ」です。
奥羽本線「北常盤」駅から、県道38号線(五所川原黒石線)を黒石方面に向かって約5分車を走らせたところに、三角屋根が目印の「PINOCoffeeRoaster」があります。
そして、カフェの目の前に広がる田んぼです。
この場所を選んだのは、「四季を通して移り変わる田んぼの景色を眺めながら、ゆったり落ち着いてコーヒーを飲んでもらいたいと考えたから」。
そう答えてくれたのは、オーナーの松山貴行さん。
元々は、都内で老舗洋菓子のカフェで勤務した経験があり、弘前市にある成田専蔵珈琲店でもカウンターに立っていた経歴を持っています。
カフェをオープンしたのは2018年4月。ちょうど1年が経過したところでした。
さっそく、お店の人気メニューいただきました。
エスプレッソの香りが堪らないです。
ティラミス風のカフェラテで、フレーバーシロップを使い、ココアパウダーをかけたものです。
女性に一番人気があり、メニューに書いてある通り「一口飲めば、途端にイタリア」を感じられます。
また、イタリア製のカップにもこだわりがあり、なかなかお目にかかれないような“かわいい”デザインのカップで、普段とは違う雰囲気で味わってほしいという思いが込められています。
そして、美味しいエスプレッソを抽出してくれるのがこちらのマシン。
レバー式の珍しいエスプレッソマシンを使用しています。
松山さんは、「エスプレッソの味で、他のメニューの出来が違う」と話します。
もちろん、エスプレッソだけではなく、ハンドドリップにもこだわっています。
生の状態で仕入れた豆を自ら焙煎して使用し、香り高く、後味にこだわったコーヒーを提供しています。
この日は、バリの豆を使用した本日の「ドリップコーヒー」をいただきました。
後味がスッキリしていて、酸味も少ない、とても飲みやすいコーヒーで、飲んだ後に、口の中に残る苦味は全く無くて、何杯でもお代わりしたくなります。
「本場イタリアでは、一日に何度もカフェに立ち寄って、エスプレッソを味わうそうです。日本人も、日常生活において、お茶を飲むような感覚でコーヒーを飲んでもらいたい」と松山さんは話す。
実際には、一日に何度も足を運んでもらうのは難しいですが、自家焙煎した豆を購入して、ご自宅で手軽に味わっているお客さんもいるという。
最初は、カフェで味わってから、帰る際に豆を購入して、その後は電話で予約注文するリピーターが多いそうです。
店を一人で切り盛りすることに、「全て、一から自分でやることが楽しい」と話す笑顔の松山さん。
カフェの雰囲気と窓の外に広がる田んぼの景色に癒されながら、こだわりのエスプレッソ・イタリアーノを味わえる満足度は高いと感じました。
「こまめに通いたい」と思わずにはいられないのは、私だけではないはずです。
ぜひ、皆さんも一度足を運んで、味わってみてください。
by トリッキー
PINOCoffeeRoaster | |
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場所 | 青森県南津軽郡田舎館村大字東光寺字前田27-4 |
TEL | 0172-55-7553 |
時間 | 11:00〜19:00 |
料金 | ティラミスカフェ 450円 ドリップコーヒー各種 400円 |
Webサイト | PINOCoffeeRoaster |
その他 | 定休日:水曜日 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。