皆さん、青森県の津軽半島と下北半島の両半島に囲まれる陸奥湾に野生のイルカの群れがやってくることをご存知ですか?
4月下旬から6月下旬にかけて、イルカの群れに会えるかもしれないのが、津軽と下北の2つの半島を60分でつなぐ「むつ湾フェリー」。
この話を聞き私の頭に閃いたのは、イルカウォッチングを楽しんで、下北の絶景、仏ヶ浦へ行くこと。恥ずかしながら、仏ヶ浦の名前を知っていても一度も行ったことがなかったので、これにイルカウォッチングもできれば最高の一日になるのではと思いたったのです。
ということで、冬期間に休航していたむつ湾フェリー「かもしか」が4月21日の運行再開に合わせ、早速フェリーに乗って下北の仏ヶ浦へ行ってきましたので紹介いたします。
津軽半島と下北半島をつなぐ「むつ湾フェリー」
むつ湾フェリーは津軽半島の蟹田港と下北半島の脇野沢港を1日2往復、ゴールデンウィークやお盆期間近くは1日3往復の6便となります。陸路であれば4時間近くかかるところを1時間で着きます。
その1時間もイルカが見れるかもしれないと、海外からのお客さんも最近は多いそうです。この日も、台湾から多くのお客様が利用していました。
イルカいないか?
さて、今回の旅の目的の一つがイルカウォッチングです。運が良ければ300頭の群れに遭遇することもあるとか。
運行開始記念に合わせて、「むつ湾フェリーでいるかに会いたい(隊)」がイルカに関する説明会を船内で行っていました。
そこでの話によると4月のイルカの遭遇率は10%とのこと。
低い確率ですが、一路の望みにかけ、船上でイルカを待っていると…
なんと!
イルカに!
出会えませんでした!!
残念ながら、今回はイルカに会えませんでした。しかし、皆様にイルカの姿をどうしもお見せしたいので、以前撮られたプロの写真をご紹介します。
イルカに出会えるか不安な方のためにイルカに出会うための情報を。
昨年遭遇データは5月は64.5%、6月は43.0%だそうです。6割の確率で会える5月が狙い目ですね。
さらに、最近イルカが現れているのか知りたい方は「青森・陸奥湾イルカ情報」を確認ください。陸奥湾内のイルカ出現情報を海域、時間帯ごとに知ることができます。
ちなみに、県、関係市町村及び航路事業者で構成される「むつ湾内航路活性化推進会議」では「イルカいないかキャンペーン」を4月21日から6月30日の間で実施しています。運良くイルカを目撃できると乗船者全員に記念品をプレゼントするとのこと。
私は今回会えなかったので記念品がもらえませんでした。何がもらえるかは自分の目で確認してください。
むつ湾フェリー株式会社 | |
---|---|
場所 | 青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田中師宮元160 |
TEL | 0174-22-3020(蟹田本社営業所) |
時間 | 7:30~17:00 |
Webサイト | むつ湾フェリー株式会社 |
幻想的な光景、仏ヶ浦
イルカウォッチングに心破れた私ですが、次の目的地、日本有数の景勝地である仏ヶ浦はイルカのように見れないということはありません。行けば見れます。一つ心配があるといえば天気ですが、この日は雲ひとつない晴天、万全の状態です。
国道沿いの駐車場から標高差100メートル近くある遊歩道を降りていくと、目の前には絶景が!!
自然が作り出した奇っ怪な形の岩や白い凝灰岩と海や空の青が織りなすコントラストに目が奪われます。少し歩くたびにカメラのシャッターを押し、また歩くのを繰り返し1時間以上過ごしていました。
陳腐な言葉かもしれませんが、どこか別世界に紛れ込んだかのような気持ちになります…。
非日常が広がる仏ヶ浦、ご自身の目で確認してください!
仏ヶ浦 | |
場所 | 下北郡佐井村長後縫道石地内 |
参考Webサイト | 佐井村 |
むつ湾フェリーで津軽半島と下北半島のいいとこ取り
イルカに会うことができませんでしたが、天気が良いとフェリー船上から岩木山や八甲田が見え、船旅ならではの体験は新鮮な気持ちにさせてくれます。
今回は津軽半島の蟹田港から下北半島の脇野沢港へ向かいましたが、むつ湾フェリーを利用して午前中は下北半島で観光し、午後は津軽半島で観光するといったことも可能です。
皆さんもむつ湾フェリーで両半島を楽しんでみてください。船旅の道中、イルカと出会えるかもしれませんよ。
byひらぱー
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。