突然ですが、皆さんはりんごの木の寿命はおおよそどれくらいかをご存知でしょうか?
知ってるようで、パッと出てこないですよね。調べてみると、一概には言えませんが
概ね50年前後
がりんごの木の寿命となっているようです。
そんな中、百年以上経過してもなお、立派にそびえたち、たわわな実がなるりんごの木が青森県内にいくつかあるのを知っていますでしょうか?
若い木と比べ古い木から採れたりんごの実は、蜜が多く含まれ、甘さも強く、味も格段にまろやかなものとなるそうです。
そんな百年を越す古木から採れたりんごでできた超激レアな”百年りんごの恵み”を皆さんにも是非一度味わっていただきたく、今回はその中から3つ紹介させていただきます。
1.百年木の香(弘前市 三上農園)
まず一つ目は弘前市にある三上農園から世に出されている「百年木の香」

黒ラベル ふじとジョナゴールド
緑ラベル ジョナゴールド
紫ラベル ふじ 各1,200円(税抜)
ここの園主三上厚蔵さんは先代から園を受け継ぐこと6代目。りんごの木に注ぐ愛情が半端じゃありません。私も園地に実際行き、百年木を拝見させていただきました。
百年以上の年月を経てもなお立派にそびえたつその姿をみて、卓越した剪定技術などのしっかりした管理の賜物なんだなと素人ながらに感じました

大事に大事に育て続けているこの木が生み出すりんごの味を多くの人にどうにかして届けたいという三上さんの強い気持ちから誕生したジュースとなっています。

若輩者の私、てんてこ丸も三種類とも飲んでみましたが、ふつうのりんごジュースに比べ、まろやかな強い甘みが特徴的で、百年という歴史の重さをずっしりと味わうことができる一品となっています。
この他にも、ぶどうの果汁をプラスしたプレミアムシリーズもありますので、是非ご賞味いただければと思います。
<問い合わせ>
三上農園
住所:青森県弘前市清水字沼田61
TEL:0172-87-0092
2.プレミアム百年林檎(大鰐町 山田果樹園)
次に紹介するのは大鰐町の山田果樹園からお届けする「プレミアム百年林檎」

昨年は約60箱しか販売されなかった
ここの園主山田敏彦さんは1900年の開園から数えること四代目の園主となります。
非常に勉強熱心な方で、りんご栽培に関する歴史書やりんご名人が残した名言集などを多く読み、日々のりんご作りに反映させています。
歴史を重んじ、それでいて常に今の現状や、将来的な動向を見据えたりんご栽培しているその姿勢はまさに達人というほかありません。

そんな山田さんは、「経済的なことだけを考えると横に大きく伸びた古木を切り、新しい苗木をどんどん植えていった方が良いいと思う」と言います。
ではなぜそこまで古木にこだわるのかと聞くと、一言
「味」
と山田さんは答えました。前述のとおり、若い木に比べ古木は蜜の入り具合と甘みが別格だそうで、いかに「おいしいりんごの実」が出来るかを常に意識しながら木・枝・葉の管理をしているそうです。

(左)山田敏彦さん
(右)長男の山田晃平さん
気になるのは商品名に“プレミアム”がついていること
ただでさえ甘みの強い百年林檎。その中でも特に状態のよいものだけを厳選したのが「プレミアム百年林檎」と命名されるそうです。
一つ一つ丁寧に和紙で包み、木箱に入った、お土産にすると喜ばれること間違いなしの一品です。
<問い合わせ>
山田果樹園
住所:青森県南津軽郡大鰐町長峰下川原60-2
TEL:0172-48-3751
3.百年紅玉ジュース(三戸町 山田農園)
最後に紹介するのは、三戸町の山田農園で採れたりんご(品種:紅玉)で出来た「百年紅玉ジュース」です。

山田農園の園主山田敏実さんの受け継いだのは、今では他品種と比べ稀少となった品種の紅玉のりんごの木です。味は他品種よりも酸味が強いのが特徴で、アップルパイなどの加工品に多く用いられるりんごです。
しかし
山田さんが大事に育て続けている樹齢130年を越す木から採れた百年紅玉ともなると、とげとげしい酸味の角が全く無く、深みのある今まで味わった事の無いまろやか酸味を味わうことができます。

驚くべきは、ジブリ作品の生みの親でもある、あの超有名アニメ映画の監督も山田さんの「百年紅玉」を食し、大絶賛したとか笑

あの有名アニメ映画監督がお忍びでこの木の撮影を行ったとか
そんな山田さんが丹精込めてつくった百年紅玉からできた「百年紅玉ジュース」は、程よい酸味を残しつつも、まろやかですっきりした味わいが口の中に広がります。いくら飲んでも飽くことのないまさに至高の一品となっています。
<問い合わせ>
①山田農園
住所:青森県三戸郡三戸町梅内村中106-2
TEL:0179-22-2732
②株式会社 SANNOWA
住所:青森県三戸郡三戸町八日町48-3
TEL:0179-23-0305
私、てんてこ丸が思う、人生で一度は味わって欲しいシリーズ第一弾は、いかがでしたでしょうか?
自分自身で味わっても良し、大事な人に贈り物として渡すのも良しのいいとこだらけのラインナップだったのではないでしょうか?
皆さんにご紹介できて大満足です。
そこで一句・・・
古木(こぼく)から 採れた恵みを 見せる僕(ぼく)
By てんてこ丸
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