皆さん、合掌土偶(がっしょうどぐう)をご存知ですか?
合掌土偶とは、青森県の八戸市で発掘された縄文時代の土偶のこと。
膝を立てて座り、両手を合わせている姿がミステリアスです。どうしてそんな格好をしているのか、どんな思いが込められているのか、いったい何に使われていたのか、いろいろと想像力をかきたてられます。2009年には国宝に指定され、八戸市の是川縄文館(これかわじょうもんかん)に常設展示されています。
そんな合掌土偶が、このたびメモ帳として生まれ変わりました!
商品名は「OMOSHIROI BLOCK 国宝合掌土偶」。青森県と株式会社トライアードとのコラボレーションによって開発されたものです。
メモ帳なので、初期状態はブロック状。
幅8.5センチ、奥行き8.2センチ、高さ4.3センチで、145枚の紙が重ねられていています。
紙を1枚ずつ取っていくと土偶が少しずつ現れるという驚きの仕掛けになっていて、まるで自分が土偶を発掘しているような感覚を味わえます。
細部にもとことんこだわっていて、土偶のかたちだけではなく、出土したときの横向きに寝ている様子まで忠実に再現。ここには株式会社トライアードが誇る、高度な建築模型制作の技術が生かされています。
合掌土偶は左足だけ少し離れた地点で発掘されたそうなのですが、このメモ帳の合掌土偶も左足だけが外れた状態で姿を現すという徹底ぶり。
青森県で出土した、遮光器土偶や板状土偶が密かに隠れている紙も、ときどき出てきます。
値段は1万円(税抜)!
メモ帳として考えると安くはありませんが、この商品はもはやこれまでのメモ帳の概念を覆す、特別なアート作品として捉えるべき。
使うのがもったいないような、はやく使って土偶を発掘したいような、もどかしい気持ちにさせられるこの商品。使用前、使用中、使用後と見比べられるように、3つくらいまとめて買ってしまうのもオススメです。
青森県内の販売場所は、三内丸山遺跡ミュージアムショップ(青森市)、是川縄文館ミュージアムショップ(八戸市)、A-FACTORY(青森市)、三ノ月舎(青森市)、カネイリミュージアムショップ(八戸市)、green(弘前市)となっています。株式会社トライアードのオンラインストアからも購入できます。
世界から注目を浴び、じわじわとブームが広がっている縄文。
ユネスコ世界文化遺産登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、つい先日、文化庁の文化審議会で国内推薦候補に決定され、大きな話題にもなっています。
合掌土偶の発掘を再現したこの新商品。ご自身のデスク用に、ギフト用に、おひとついかがでしょうか。
by エムアイ
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