今日10月9日は、語呂合わせで土(10)偶(9)の日!
土偶は今から約1万5千年前の縄文時代、人々がお祭りや儀式に使われたと考えられているようですが、そのデザインは妊娠した女性を表現したという説や宇宙人を表現したという説など諸説あり、謎が多く残されています。
そんな縄文時代の青森の土偶で有名なのが、こちらの3体。
実は、青森で発掘された土偶はこれだけではなく、ほかにもたくさんの土偶が県内各地で発掘されているのをご存知ですか?
そこで今回は、県内各地で発掘された選りすぐりの土偶たちを一挙ご紹介します!
まずはこちら。
野辺地町の有戸鳥井平4遺跡から発掘された土偶です。高さ32cmとビッグサイズ!二本足で自立できる土偶は珍しく、アルプスの少女ハイジの有名ゼリフから「縄文くらら」という愛称がつきました。
続いてむつ市の二枚橋2遺跡から発掘された土偶。目のところにまつげっぽいものがびっしり刻まれているのが特徴です。左肩が下がった感じがなんとも言えない雰囲気です。
つがる市の石神遺跡から発掘された2体の土偶。
目を閉じているようにも開いているようにも見えますが、みなさんはどちらに見えますか?筆者には眠っているメルヘンな土偶に見えて仕方ありません。
こちらは模様の付け方がどう見てもフォークっぽいですが、そんなものがきっとなかった縄文時代、人々はどんな道具で模様をつけたのでしょうか。想像が膨らみます。
平川市広船で発掘されたこちらの土偶。フォルムはドラクエのメタスライムに近いものを感じるような…。頭には朱色が残っていますが、当時は全身真っ赤に塗られていたのでしょうか。
三戸町八日町遺跡から発掘された土偶。全身の装飾が特徴的ですね。土偶によく見られるこの絶妙な傾き感、現代の私たちに何かを訴えかけているようにも感じます。
三沢市の野口貝塚から発掘された土偶。前の土偶と比べると、頭部の飾りと体の装飾がさらに進化しているように見えます。今にもしゃべり出しそうな表情です。
青森市の近野遺跡で発掘された土偶。なんだか、天空の城ラピュタのロボット兵みたいじゃありませんか?今にも歩き出しそう!
お次の2体は弘前市の薬師遺跡から発掘された土偶たち。
薬師遺跡は胴長短足がトレンドだったのでしょうか。なんともいえない表情も少しずつ可愛く見えてきませんか?同じ遺跡から発掘されたものでも、色に違いがあるようです。縄文時代の人々はそれぞれのオリジナリティを追求しながら、土偶をつくっていたのでしょうか。
最後は、八戸市の風張1遺跡から発掘された「頬杖土偶」。この遺跡から発掘された土偶に、冒頭に紹介した「国宝 合掌土偶」もあるのですが、「頬杖土偶」もとっても面白いポージングをしています。風張1遺跡では、合掌したり、頬杖をしたり、腕を使うことが当時の土偶づくりのトレンドだったのでしょうか。
青森の土偶コレクション、いかがでしたでしょうか。
今回紹介した土偶は、それぞれ下記で所蔵されており、展示されているものもありますので、HPやお電話でご確認のうえ、この秋のお出かけにぜひ足を運んでみてくださいね。
青森県立郷土館
青森県埋蔵文化財調査センター
三内丸山遺跡センター
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
森田歴史民俗資料館
つがる市縄文住居展示資料館カルコ
むつ市教育委員会
三沢市教育委員会
野辺地町歴史民俗資料館
そんな土偶界を震撼させる、発掘型メモパッド「OMOSHIROI BLOCK 国宝合掌土偶」は、全ての土偶が嫉妬する、驚きの逸品です。プロモーション映像が本日土偶の日に解禁!ぜひご覧ください。
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