青森の今年の紅葉は、例年に比べ全体的に紅葉の時期が遅れているように感じています。
そんな中、蔦沼や八甲田に並ぶ、青森の有名な紅葉スポットである奥入瀬渓流もついに見ごろを迎えました。筆者の体感では、来週の頭までは見ごろが続くのではないでしょうか。
そんな奥入瀬渓流の10月27日時点での紅葉の様子を数箇所ご紹介します。
○奥入瀬渓流の紅葉をレンタサイクルで
今回、奥入瀬渓流の紅葉を見る際に利用したのは奥入瀬渓流館のレンタサイクル。
ゆっくり歩くのが奥入瀬渓流を体験する一番の方法かと思いますが、自転車で駆け抜けるのもまた違った楽しみがあります。
また、歩くとなると所要時間は4時間半。自転車であれば所要時間は1時間ちょっとということで、電動アシスト自転車に、貸し出されたカラフルニット風のヘルメットをかぶりいざ奥入瀬渓流へ
◯三乱の流れ
まず最初は三乱の流れ。全体が黄色とオレンジに染まり見頃を迎えています。
渓流の中にある岩がまるで天然の盆栽のようで、庭園を訪れたかのような気持ちにさせてくれます。
◯石ヶ戸の瀬
次は石ヶ戸休憩所近くの石ヶ戸の瀬。
こちらも黄色とオレンジ、そして苔などの緑が合わさり綺麗な景色を生み出しています。この付近には苔を見るための苔スポットもあり、苔と紅葉の色の対比を眺めるのもいいかもしれませんね。
◯阿修羅の流れ
続いては、石ヶ戸の瀬から少し進んだ先にある阿修羅の流れ。
苔むした大小様々な岩に落差と激しい流れによって生まれる荒々しい白波が、紅葉の鮮やかな黄色を背景に、美しいコントラストを作り出しています。
◯雲井の滝
次は、雲井の滝です。20メートルの高さから、二段に屈折して流れ落ちる水しぶきが、湧き立つ雲に見えることから名付けられています。
滝に近づくにつれ、黄色が強くなっており、黄緑とのグラデーションが美しいですね。
◯銚子大滝少し手前に架る橋からの景色
次に紹介するのは銚子大滝の少し手前に架る橋から見た渓流の流れです。
水の白と岩の黒が紅葉した木々に囲まれているように見え、美しいコントラストを作り出しています。
◯銚子大滝
続いては、銚子大滝。舞い上がる水の飛沫と、木々の間から差し込む木漏れ日が美しい景色を生み出しています。
こちらは他の箇所に比べて緑が多く、これから紅葉が進むのではないでしょうか。
◯寒沢の流れ
最後にご紹介するのは、銚子大滝近くにある寒沢の流れ。
水が流れ出る先の紅葉が日にあたることで、鮮やかに光る姿は見るものを惹きつけます。その紅葉から水が流れ出る様は美しいコントラストを生み出しています。
有名な箇所だけではなく、車だと通り過ぎてしまうような場所もじっくり見ることができ、遊歩道を歩くのと異なり、颯爽と移動できるのが自転車のいいところですよね。
是非、奥入瀬渓流の紅葉をレンタサイクリングで駆け抜けてみてはいかがでしょうか。
By ひらぱー
奥入瀬渓流館 | |
---|---|
場所 | 青森県十和田市奥瀬 |
TEL | 0176-74-1233 |
時間 | 9:00〜16:30 |
料金 | レンタサイクル(4時間) シティサイクル 1,000円 電動アシスト 1,500円 延長料金 30分毎に300円 |
Webサイト | 奥入瀬渓流館 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。