6月に入り、日に日に梅雨らしい季節になってきました。青森ではりんごの摘果作業が始まり、農家さんが畑で日々汗を流しています。
津軽平野の真ん中に位置する板柳町は、古くからりんご栽培が盛んで、全国初のりんご専門市場や「りんご丸かじり条例」制定など、りんごをメインに町づくりが行われている地域です。
そんな「りんごの里」板柳町に素敵な隠れ家バーがあると聞きつけ、JR五能線に揺られてやってきました。
JR五能線 板柳駅から徒歩5分ほどの場所にある「Bar聖(ひじり)」。蔵をイメージした店内はブナコランプが灯る落ち着いた雰囲気で、カウンターには約300種類のお酒がずらりと並んでいます。
温かく出迎えてくれたのは、店主の佐藤聖也さん。東京のバーテンダースクールで学んだ後に地元板柳へUターンし、カクテルの研究を続けながら、約8年前に「Bar聖」をオープンしました。カクテル日本一を競う「全国バーテンダー技能競技大会」に過去3回出場するなど、折り紙付きの腕をもつバーテンダーです。
また町のイベント企画や、新型コロナで影響を受けた町の事業者を支援する署名活動など、板柳町を盛り上げるべく精力的に活動している、町のキーマン的存在でもあります。
そんな人一倍「板柳思い」の佐藤さんに、「Bar聖」オリジナルカクテルを3種オーダーしてみました!
「絆灯(きずなび)」
青森の地酒「ねぶた」、パッションフルーツリキュール、ガラナ、ライムなどを合わせたオリジナルカクテル。大のねぶた好きである佐藤さんの情熱が詰まった、エネルギッシュな一杯です。ソーシャルディスタンスが求められるなか、お店を通じて人と人との絆をつなげたい、そんな佐藤さんの熱い想いが込められています。
「板やんモヒート」
こちらはノンアルコールカクテル。地元ブランド「RingoWork」の果汁100%りんごジュース、新鮮な2種のミント葉、ジンジャーエールなどを合わせた一品です。一口飲めばまるで目の前にりんご畑の景色が広がるような、板柳を感じられる爽やかなモヒートです。
「鬼滅の刃 炭治郎カクテル」
大人気マンガ「鬼滅の刃」の主人公 竈門炭治郎の必殺技である「水の呼吸」にちなんだカクテル。ジン、マスカットリキュール、ブルーキュラソーなどを合わせ、炭治郎の技のひとつ「流流舞い(2巻16話参照)」をイメージした、佐藤さん渾身の力作です。炭治郎の額のアザを形どったりんごと、流流舞いをイメージしたくずきりがあしらわれているのもポイント!
※※※佐藤さんによる「炭治郎 参の型 流流舞い」パフォーマンス動画を、まるごとあおもりSNSにて近日公開予定!こちらも要チェックです※※※
なお「Bar聖」にはメニューがなく、お客さんの好みや要望に応じてオリジナルのお酒を提供しています。ノンアルコールは100種類以上、アルコールは数え切れないほどのレパートリーがあるそうです。
炭治郎カクテルを飲み終え、来店した方の板柳トークを聞いていたら、あっという間に電車の時間に。後ろ髪を引かれながら再びJR五能線に乗り、りんごの里を後にするのでした。
お家にいながら「Bar聖」を楽しむ方法も、あります。
「ちょっとまだ外出は控えるけど、お店の雰囲気やお酒を楽しんでみたいな~」という方!「Bar聖」では、お家にいながらお店を楽しめるサービスも充実しています。例えば、
・ お店と遠隔地をオンラインでつなぎ、リアルタイムでお酒を楽しむ取組
・ お店のカウンター越しに、佐藤さんがお酒を作る様子を配信する「YouTuBAR聖」
・ カクテルセット貸し出し&お酒量り売り
などなど。
夏に近づきお酒も美味しくなるこの季節、「おうちでBar聖」してみませんか?
詳しい情報はお店のHP等でチェックしてみてくださいね。
Bar聖 HP Twitter
YouTubeチャンネル「YouTuBAR聖」
オンラインでもオフラインでも、「Bar聖」を訪れたら、郷土愛に溢れた店主が作る至極の一杯に出会えること間違いなしです。
By ぐき子
お問い合せ先 | |
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場所 | 青森県北津軽郡板柳町大字辻字松元39-5 |
TEL | 0172-72-1673 |
時間 | 当面の間は19:00-Last 日・祝定休 |
Webサイト | HP、Twitter、Instagram、YouTube |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。