黒石市のこみせ通りで、ねぷた灯ろうの制作体験ができるお店ができたと聞いて、イギリス人の友人と行ってきました。
お店の名前の「IRODORI(いろどり)」は、黒石の町並みに文化の彩りを添えたいという思いを込めてつけられたそうです。(ちなみに、IRODORIは回文(回文を活かしたロゴもお洒落です))
灯ろう制作に使うねぷた絵は、実際に黒石ねぷた祭りでも使用された本物のねぷた絵で、黒石市各町会や関係者のご厚意により無償で提供されているそうです。
制作する灯ろうは1段、2段、3段から選べ、今回は3段に挑戦してきました。なお、制作時間は個人差がありますが、1段:約40分、2段:約50分、3段:約60分くらいになるそうです。
まず、用意されているたくさんのねぷた絵の中から、出来上がりのイメージも想像しながら、自分好みの色や柄のねぷた絵を選びます。
ねぷた絵が決まったら、灯ろうにねぷた絵を貼る作業に入ります。ねぷた絵の縁に、のりをつけて、真ん中の段から順番に貼っていきます。手にのりが付きますが、それも楽しく、子どものころの工作をしているときの感覚がよみがえります。また、実際に作ってみると、いつの間にか夢中になってしまい、日常を忘れていい気分転換にもなりました。
ねぷた絵を全部貼り終えたら完成です。完成した灯ろうは、その場で点灯式と記念撮影もしてくれます。自分で制作した世界に一つだけのねぷた灯ろうには、妙な愛おしさがあります。
「IRODORI(いろどり)」では、ねぷたうちわの制作体験(制作時間約40分)も行っています。なお、灯ろうとうちわは、制作体験をしなくても購入可能です。
また、店内ではこけしや鳩笛など、津軽地方の手作り雑貨も販売されています。
今月末には、ねぷた灯ろうで、横町かぐじ広場をライトアップする予定もあるそうです。(#インスタ映えスポット になる予感)
あらためて、制作したねぷた灯ろうを自宅で点灯してみると、津軽家の家紋である牡丹の存在感がありながらも、墨や蝋が黒石ねぷたの雰囲気を出しており、想像以上の美しさに感動しました。イギリス人の友人のお母さんも欲しいそうです。
みなさんも、本物のねぷた絵で、世界に一つだけのねぷた灯ろうを作ってみませんか
by R279
IRODORI(いろどり) | |
---|---|
場所 | 青森県黒石市中町38 |
TEL | 0172-55-6188 |
時間 | 平日:11:00~15:00 土日祝:10:00~16:00(店休日:毎週火曜日) |
料金 | 制作体験 ・灯ろう(LED照明付) 1段:3,500円 2段:5,800円 3段:8,800円 ・うちわ:1,800円 ※事前に電話予約をお願いします。 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。