国立公園十和田湖十和田神社。この十和田湖伝説が語り継がれてきた神秘的な霊山十和田で新しい冬物語が11月18日より始まりました。早速、体験してみたのでご紹介いたします。
新しく生まれ変わった十和田湖冬物語
十和田湖の冬のイベントと言えば冬花火や雪像で知られる冬まつり「十和田湖冬物語」。
この度、「カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語2020-2021 in 国立公園十和田湖 十和田神社 byFeStA LuCe(フェスタルーチェ)」として、光の祭典として新しく生まれ変わりました。
そもそもフェスタルーチェは2017年に和歌山市で始まった、国内外のイルミネーションメーカー計3社がプロデュースしたイベント。その和歌山のフェスタルーチェも今回の十和田湖光の冬物語に関わっています。

十和田神社周辺の歩道約1kmが、十和田湖伝説をモチーフに、鳥居や木々、岩などがレーザーやプロジェクションマッピングで神秘的かつ幻想的に照らされ、光の世界へと生まれ変わっています。
では早速、見て回ります。

まずは十和田神社の入口の鳥居。こちらもライトアップされ幻想的な様相を見せます。


最初は「生の光」とされるエリア。ボール状の光と鹿をはじめとした生き物をかたどったオブジェが出迎えてくれます。中には大木に挟まれるよう存在しているので、森の中でふと野生動物にあったかの印象を受けます。

続いては「風の光」とされるエリア。前の「生の光」と印象がガラリと変わります。風と名前がついているように、嵐のような印象を受けるライトアップが目を引きます。音楽に合わせ目まぐるしく色が変化していきます。

この光の嵐を過ぎると、前方に赤い鳥居が見えてきます。ここであれ赤い鳥居?と感じた方はなかなかの十和田湖通。この鳥居本来は石造りの灰色、それがプロジェクションマッピングによって真っ赤な鳥居に変化しています。そしてこの鳥居、赤だけでなく様々な色に変化していきます。


鳥居をくぐり石段を上ると、目の前に闇夜に浮かぶ十和田神社が。
こちらは「魂の光」とされるエリア、十和田神社が赤から黄、黄色から赤、赤から紫とだんだんと色が変化していきます。場に流れる音楽が相まって、厳かで重厚な雰囲気を感じます。
十和田神社に参拝したので、さあ帰ろうと思いましたが光の冬物語はまだまだ続きます。
石畳を降り、乙女の像に歩いていくと新たなエリアが3つ現れます。
こちらは写真で見るよりも最も実際に見てほしいエリア
【気の光】↓


今まで足元を照らしていた光が消え、闇夜に光の点が周りを縦横無尽に走る光景が出迎えてくれます。より異界感が増しています。
驚嘆しながら歩いていると、道端にふと違和感が。

よく見ると鏡でできた狐が鎮座していました。写真で見ると光の反射ではっきり見えますが、実際に見るとなかなか見つけられない。そのさまがより幻想的な世界への印象を強めてくれます。狐の他にも動物が隠れています。ぜひ実際に自分の目で探してみてくださいね。

「気の光」エリアを過ぎると乙女の像と巨大な鹿がお見送りしてくれます。
この後は、十和田湖を右手に湖畔を歩きます。中々夜の十和田湖を歩くこと機会がないので新鮮な気持ちになります。

夜の十和田湖にライトアップされた恵比寿島・大黒島が浮かび上がります。これを眺めながら湖畔を歩いているとすがすがしい気分になってきました。
これで、道のりは終了。十和田湖・十和田神社を夜にこうして歩くという中々ない体験ではないでしょうか。さらに、十和田神社の歩道が幻想的に神秘的に姿を変えており、新たな一面を見ることができます。
今回は雪が積もっていない中散策しましたが、雪がしんしんと降る様を想像すると、より幻想的なイメージが湧いてきますね。
byひらぱー
事務局(一社)十和田奥入瀬観光機構 | |
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場所 | 〒034-0301 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486 |
TEL | 事務局(十和田奥入瀬観光機構): 0176-24-3006 |
時間 | 令和2年11月18日〜令和3年1月31日:17:00 – 21:00 ※最終受付20:30 |
料金 | 前売チケット おとな1,200円(税込) オンラインストアでご購入いただけます。 当日チケット おとな1,600円(税込) 光の冬物語会場にてお買い求めいただけます。 ※小学生以下無料 |
Webサイト | カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語2020-2021 in 国立公園十和田湖 十和田神社 byFeStA LuCe(フェスタルーチェ) |
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