今季は雪が降り始めたと思ったら、あっちゅう間に根雪になってしまうぐらい降雪量が半端ないですね。そんな折、八甲田山にある酸ヶ湯で、雪を気軽に楽しめるアクティビティを体験してきました。
酸ヶ湯のすごさ
酸ヶ湯温泉(青森市)は、八甲田山中の標高約900mにある三百年の歴史を誇る由緒ある湯治場で、自慢の総ヒバ造りの巨大な「千人風呂」が有名ですが、近年は雪が多いことで有名になっています。
酸ヶ湯は、今、2021年1月4日15時現在、気象庁のアメダス観測地点としては、日本で最も深い積雪を記録(269cm)していますが、これまで、2013年2月に566cmというアメダス観測史上、過去最高の積雪を記録し、その名を轟かせました。
その酸ヶ湯で最近人気があるのが、「スノーシューハイキング」です。スキーはできないけど何か気楽に冬山を体感できるものをやってみたいなあ、という方にはピッタリ。酸ヶ湯周辺を、ガイドさんと一緒にスノーシューで散策する1時間程度の人気のアクティビティですが、初めての方でももちろん参加OKです。(酸ヶ湯温泉の宿泊客以外でも参加OK)
今回ガイドしてくれたのが、酸ヶ湯温泉の小野さんです。酸ヶ湯を知り尽くした達人。
スノーシューとは?
早速、出発の9時30分前に玄関でスノーシューを付けます。スノーシューはいわゆる「かんじき」ですが、アクティビティ用に改良されています。
スノーシューを長靴をストラップで締め上げて固定します。スノーシューの足の裏には刃がついているので雪をグリップします。また、ノルディックスキーのようにかかとを上げることができるので、歩きやすいです。
用意ができたら、ストックを持って外に出ていきます。
いざ出発!
準備が整ったら、出発します。まずは雪が深くない駐車場で歩く練習です。スノーシュー自体が横幅と長さがあるので雪の上でも沈まず歩いて行けます。
リアル雪中行軍!
雪原を目指し歩いていきます。途中、その昔お客様の送迎用に使われていた馬の小屋など、普段なかなか見られない酸ヶ湯の穴場などもガイドさんの案内を聞きながら通っていきます。
ふむふむ、これがアメダスの観測地点だそうです。ここで積雪深や気温、風速などを観測します。
このあたりは、とんでもなく雪が多く、ハイシーズンから春にかけて、雪の回廊も形成していきます。
(これは以前の写真ですが)ベタにやりたいNo.1の雪のダイビングも可能!
鳥居もなんと!
さて、少し高台に上がって歩くことにします。慣れない方は手を引いてもらい上ります。
すると、なんと、八甲田山の登山道入り口にそびえていたはずの鳥居が目の高さに!!これ、外国人の方が好きなやつですよね。こんなに低くなるのかー。
映えます、映え!!
高山地帯地帯特有の木も間近に触れ、説明してくれます。これはダケカンバ。
お尻で雪壁を滑り降りたりして、一気に童心に帰ります。
後半は皆さんすっかり雪歩きにも慣れて、笑顔も!
最後は、地獄沼にも立ち寄りました。
笑顔でフィニッシュ!!
皆さん大満足です。他のお客様も、冬の八甲田は初めてだったそうですが、気軽に楽しめるこのツアーに参加して良かった。無理なく参加できた!と感想をおっしゃっていました。
皆さん、雪をどんどん楽しんでいきましょう!
byトド松っつぁん
酸ヶ湯温泉旅館 | |
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場所 | 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地 |
TEL | 017-738-6400 |
料金 | 参加費3000円(+保険代500円) |
Webサイト | 酸ヶ湯スノーシュートレッキング |
その他 | ・実施日や参加人数が決められています。HPでご確認ください。 ・基本的に、防寒具、帽子、靴、手袋等の防寒具はご用意ください。 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。