りんご「ふじ」は青森県藤崎町で生まれました。ふじは、2020年で誕生80年を迎えましたが、今では世界各国で栽培され、世界一生産されているりんごの品種となっています。実は、日本で誕生しこれほど世界をけん引している品種は、他の農作物でもないといわれています。
ふじの名前の由来は、富士山と並んで藤崎町のふじから付けられました(女優山本富士子さんの人気にもあやかったそうです)。
その藤崎町を舞台に、りんごについて学びながら、津軽のりんご農家の日常を体験できる観光プログラムが新たに誕生。2021年は9月の三連休である、9月18日(土)から20日(月・祝)の3日間限定で開催されます。
最近、自分とは異なる誰かの日常(異日常)を体験することに注目が集まっているそうですが、この観光プログラムは、りんご農家の暮らしぶりを、気軽にも本格的に楽しめる、これまでありそうでなかった2時間半の体験です。
※お願い: 写真はイメージのためマスクを着用しておりませんが、実際の体験は、人と人との距離を極力離し、マスクを着用するなど感染防止対策の徹底に留意しています。参加をご検討される場合は、感染リスクが高まらないよう、家庭や職場など毎日のように生活や行動を一緒にしている「普段一緒にいる人」と、できるだけ少数でのご旅行・参加となるようお願いいたします。

それでは、具体的な体験を見ていきたいと思います。
■体験その1:ふじ誕生秘話とりんご畑散策
様々なりんごが栽培されている藤崎町ふじ原木公園には、藤崎町で奇跡的に生まれた「ふじ」の元祖の木から採取された枝を、大事に育て大きくなったりんごの木が7本あります。
いま世の中にあるふじは、ふじと言えども、枝分けが何世代にも渡って行われた過程で突然変異で発生した、より色づきのよい木などに基本的に置き換わっています。ですから、本当の意味での元祖のふじと同じ実を見て味わうことはほとんどできません。
この7本ですが、かつて藤崎町の高校生が、国の研究機関の移転とともに藤崎町から盛岡市に行ってしまったふじのオリジナルの老木(実はならせていません)の枝を特別にもらってきて、試行錯誤しながら大事に育てたものだそうです。
このプログラムでは、まず、この7本から得られた実で作られた貴重なりんごジュースで乾杯しながら、ガイドさんと共に、りんごの深い話を聞きながら散策します。
・“ふじ”以外に候補に挙がった名前は次のうちどれでしょうか?
①希望、②ラッキー、③スタア 答えは・・・・!!!
などなど、驚きと発見の時間となることでしょう!
※クイズはその日によって変わるそうです(笑)
■体験その2:りんご農家なりきり!簡単りんご作業体験
りんごを育てるためには、一年通じて、たくさんの作業があります。農家さんは暑い日も寒い日もそのほとんどを一つ一つ手作業で丹精込めて行っていきます。
このプログラムでは、収穫前の時期にできる、比較的簡単な作業(葉とり、玉回し等)を行います。これはりんご農家でないとなかなかできないですよね。
葉とりとは、果実全体にまんべんなく着色させるためにりんごに密着している葉を摘み取っていく作業です。また、玉回しとは、りんごの実を一個一個反転させて、日陰になった部分にもムラなく日に当てて着色させる作業です。
また、りんごも収穫(2個)でき、持ち帰り可能です。このほか、次の体験で使用する、りんごも1個収穫します。
※ふじ原木は特別に栽培しているため、りんご収穫体験はできません。
■体験その3:無添加コールドプレスジュースづくりとテイスティング
自分で収穫したりんごを直ぐにクラッシュジュースにして飲んだことがありますか?最高に美味しいです。丸々1個使って、その場で生ジュースづくり。新鮮なりんごをそのまま味わっていただきたいので、栄養素の破壊が少ないスロージューサーを使用しているそうです。市販品では味わえない、まるでりんごを丸かじりしたような味に感動。
■体験その4:これぞ津軽の文化! 絶品ホルモン焼き体験
津軽のりんご農家が住む集落では、年代に関係なくホルモン愛好者が多く、盆暮れ正月、消防団の集まりのほか、りんご作業が一段落すれば、必ずと言ってよいほど皆で集まりホルモン焼きをする文化が根付いています。「“にぐ”(肉)やるべ!」がりんご農家の合言葉!
津軽のりんご集落には、名店のテイクアウト用のホルモン店が点在しており、皆さんお気に入りのお店があります。
そこで、ふじ原木公園(屋外)で、このプログラムの案内役の1人であり、りんご農家の方が、小さいころから食べていた地元の人気精肉店の新鮮な豚ホルモン(ホルモン・サガリ)を使います。ホルモンはつやっつやで美しく新鮮そのもの。全く臭みがありません。炭火焼きの匂いも良く、いくらでも食べれてしまいますね。
※写真はイメージです。実際には、感染防止対策として、焼き台(七輪での炭火焼の予定)は申込単位毎に1台とし、他申込者との共用はせず、また距離をとっています。
その他、特別体験:軽トラックに乗って、りんご畑ドライブ!
軽トラックは、りんごやはしごを運んだりと、りんご農家の生活に密着した良き相棒です。ザ・働くクルマ。仕事で使わない限り、地元でも軽トラックに乗る機会なんて滅多にないんです。今回、希望者には、軽トラックの助手席に乗って、ふじ原木公園内のプチ・ドライブに御案内します。この機会をお見逃しなく!
※乗車する軽トラックは屋根付きのものになります。りんごの枝の下を進むため屋根を切り取った軽トラック(通称「オバケ」)と一緒に写真撮影も可能です。
以上、体験内容のご紹介でした。お土産もついているそうですヨ!地元の皆様が丁寧に案内していただけるここだけの体験、きっとこれからの人生、ふじりんごが愛おしくなることまちがいないでしょう!
感染対策のため、少人数限定での実施となりますが、この機会を是非お見逃しなく!
申し込みは下のリンクからどうぞ↓↓
byトド松っつぁん
りんご農家の美味しい休日 | |
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場所 | 藤崎町ふじ原木公園:青森県南津軽郡藤崎町藤崎高瀬92−1 |
TEL | 青森県観光連盟:017-722-5080 |
時間 | プログラムの時間:9:30-12:00 |
料金 | 2名以上で申し込み:7,000円、1名申し込み:7,500円 (定員:各日5名、最小催行人数:2名) |
Webサイト | 販売サイトへ(青森県観光連盟) |
その他 | 5日前までお申し込みいただけるそうです |
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