前々から”昆布締め”というものに興味があったのですが、何となくハードルが高いといいますか、「昆布」も「締める」も職人さん的なワードから自分でやるのは縁遠い感じがしていました。
以前外食した際に、ひらめの昆布締めが出されました。そこの大将が「結構簡単だよー。鯛を使って、昆布の代わりにとろろ昆布でつくってそのまま一緒に食べてもおいしいよ」とのことでして、心の片隅になんとなく置いていました。
おウチ時間も長いもので、楽しみは自分で作り出さないとと、ふと思い立ち、コロナ禍のチャレンジとして、自分で作ってみました。
近所のスーパーで買ってきたのは、刺身用の青森県産の天然「ひらめ」と「鯛」。ネット検索しますと、レシピも色々と転がっていますが、初めてなので、自分でもできそうなごく簡単な方法を試してみました。
<ひらめ編>
青森県は、天然ひらめは漁獲量日本一です。1987年に青森県の魚に制定されています。早速、昆布締めを作っていきます。

まず、買ってきた「切りだし昆布」で極力まっすぐなもの選び、軽く水で濡らし、キッチンペーパーで水気をとります。
ラップの上に、その昆布を置き、その上にひらめを重ねます。


その上に、同じように隙間ができないように昆布を密着させ、ラップでぐるぐる巻きにして、冷蔵庫で寝かせます。以上、簡単!


寝かせる時間は、大将オススメの「3時間」にしようと思ったのですが、恥ずかしい話、待っている間に自分が寝てしまいました!
ということで、翌日続行。一日置いたのがこちら。

昆布の粘り気が移り、ほんのり色もついて熟成されています。置きすぎたのか、水気が若干抜けている感じもしますが、弾力がものすごくあります。
端っこを食べてみましたら、ねっとりと旨い。長く置いたせいか昆布の塩気が強い感じもありますが、これはこれでありでした。
そのまま自分なりに飾り付けて、「ひらめの昆布締め丼」を作ってみました。

醤油にワサビを少々溶いてかけ、黄身をちょっとつけて食べると、昆布のうまみと黄身の絶妙なとろみが相まって、とても美味しく食べることができました!

<鯛編>
さて、鯛です。鯛は、「(普通の)昆布締め」と「とろろ昆布締め」を作りました。とろろ昆布締めの作り方は、ひらめの昆布締め同様、とろろ昆布で巻いて、3時間寝かせて(今度は起きています!)、こんな感じです。


とろろ昆布はそのまま生かし、いただきました!

あえて、ポン酢で食べてみましたが、ふわふわした昆布の触感も独特で、おいしかったです。
※鯛の「(普通の)昆布締め」は、私の作り方が未熟なのか、ひらめでは感じなかった、若干の刺身の臭みが気になったので、日本酒などで下処理をしたほうが、おいしくいただけたのかもしれません。今後の改善点。
いかがでしたか?特にひらめは自分で言うのもなんですが、抜群においしくなりました。
技術もほとんどいらず本当に簡単なので、是非、気軽に挑戦してみてください!
By トド松っつぁん