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【JOMONトーク Vol.14】外国人観光客に、満足度の高い旅行体験を(青森Michinoku通訳ガイドの会・横内富雄さん)

青森の人 | 2021-12-20 09:00

こんにちは!エムアイです。今回は、青森Michinoku通訳ガイドの会の事務局を務める、横内富雄さんにお話をうかがいました。

- 横内さん、会の名前が長いですね!どのような団体なのか、簡単に教えていただけますか?

「はい。青森県内の全国通訳案内士を中心に構成している会です。2015年に7人で集まったのがはじまりで、現在の会員数は78人。そのうち通訳案内士の資格を持っているのが69人です」

2019年、青森港でクルーズ船のお客さんを出迎える横内さん。

- 会ではどのような活動をしているのでしょう?

「主に情報交換ですね。コロナの前は年間20隻くらいのクルーズ船が青森港に来ていました。クルーズ船のお客さん向けのバスツアーというのがあって、私たちがガイドとして対応するわけです。たとえば三内丸山遺跡のコースを割り当てられたとき、どんなタイミングでどんな話をするのかとか、そういう情報を共有しています。新人ガイドに対しては、バスに乗ったときにするべきことや、ツアーで使うべき言葉などを教えたりもしています」

- 通訳案内士(通訳ガイド)の方々はそれぞれ個人事業主であって、おたがいライバル関係であるともいえるかと思います。それでもあえて情報交換をして、支え合うのはどうしてですか?

「たとえば1隻のクルーズ船が来ると、バスツアーに対応するためのガイドが10~15人、集められるんです。でも青森の場合、半分以上のガイドが東京から呼ばれていたんです。地元のガイドが協力しあってスキルアップする必要があると感じましたね」

- 情報交換など、取組の効果は出ていますか?

「そうですね。昔よりは確実に地元のガイドが多く採用されるようになりました」

- 地元のガイドが対応することのメリットはなんでしょうか。

「たとえば緊急事態があったとき、その地域をよく知っているガイドだと対応しやすいですよね。あと、急にコースを変えてほしいというリクエストがあったときも、地元のガイドなら柔軟に対応できます」

- たしかにそうですね。ここ数年は、縄文遺跡群を訪れる外国人の受入体制づくりも進めていますよね。テレビや新聞でも何度か取り上げられていました。

「段階的に取組を進めてきました。1年目の2019年は、縄文遺跡群について勉強するために、十数名の会員が3日間かけて県内の構成資産を視察しました。それから県の国際交流員にゲスト役になってもらって、お試しのモニターツアーも実施しました」

大森勝山遺跡にひかれると話す横内さん。2019年9月に会員とともに視察した。「ロケーションがすばらしい。岩木山神社とセットでおすすめしたい場所です」

「2年目の2020年には、県内のALTの方々にゲスト役になってもらって、つがる市、弘前市、青森市の3エリアでモニターツアーを実施しました。3年目の2021年には、富裕層の外国人向けのツアーを販売している米国出身の方を東京から招いてモニターツアーを実施し、ご意見をいただきました」

モニターツアーに先立って小牧野遺跡を調査する会員。

- とくに印象に残っていることはありますか?

「つがる市のモニターツアーのとき、木造高校の生徒さんに通訳ガイドの仕事を体験してもらったことですね。準備や練習も大変だったと思いますが、一生懸命やってくれました」

- モニターツアーで心がけていることは?

「満足度の高いツアーにすることですね。少人数の富裕層のお客さんを想定して、訪問先やアトラクションを選びました。実際に焼き物をつくってみるとか、地元の農家に会って名産品のスイカやメロンを食べさせていただくとか。地域の方々が持っている土器片や石器に触れてもらったりもしました」

Go With GuideWOW Uという旅行マッチングサイトで縄文遺跡を含めたツアーを販売している会員もいらっしゃいますね。

「はい。そのほかに、青森Michinoku通訳ガイドの会のサイトでも縄文ツアーを紹介しています」

横内さんおすすめの、小牧野遺跡の展望所から見た風景。「ベンチがあるので、天気のいい日に陸奥湾や青森市、山々を眺めながらランチを食べたら気持ちいいだろうなと思います」

- お気に入りの縄文グッズはありますか?

是川縄文館のショップで売っている合掌土偶のレプリカです。我が家では、玄関の下駄箱の上に置いて、宅配便用のハンコを持ってもらっています。国宝のレプリカをそんなふうに使って叱られそうですが(笑)…とてもフィットしています」

- はやく外国から日本に旅行できるようになるといいですよね。

「旅行会社やベテランガイドによると、日本に来たがっている外国人がたくさんいるそうです。クルーズ船が爆発的に増えて、ガイドが不足するかもしれないという話もあります。そのときに備えて会員のみんなといっしょにオンラインで研修会を開くなど、勉強を進めています。若いガイドも発掘していく必要がありますね」

- ガイドの仕事は楽しいですか?

「日本の文化を外国人に伝えるのは非常に楽しいですね。お客さんにはとても感謝されます。お世辞かもしれませんが(笑)、ガイド冥利に尽きますね。いっしょに写真を撮ってくれと言われるのがいちばんうれしいかな。外国人のお客さんが青森県に来るのは一生に一度かもしれません。だからこそ、いい旅行にしたいと思っています」

- ところで、横内さん自身がクルーズ船に乗ったことは?

「ないですね。なにしろ高いので。いつか乗ってみたいものですね(笑)」

- 横内さん、ありがとうございました! ちかい将来、たくさんの外国人観光客が青森県に来て、青森Michinoku通訳ガイドの会の皆さんが活躍することを願っています。

 

by エムアイ

Webサイト青森Michinoku通訳ガイドの会

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