私たちの身近にある「だし」。
皆さんはおだしの味を、しっかりと味わったことはありますか?味噌汁や煮物などお料理の際にはだしを使うことが多いと思いますが、自分で丁寧にだしをとることってなかなかできないこともありますよね。
自分でもしっかりと質の良いだしを取りたいと思うのですが、それをするためにはやり方の知識と時間が必要です。
美味しく減塩できるということで、健康的にも注目されている「だし」。
今回は、そんなだしにこだわった美味しい「だし茶漬け」が堪能できるという八戸の「だし&カフェ禅(ぜん)」さんに行ってきました。
だし茶漬けへの期待感が高まります。お茶漬けメニューはこちら。↓
様々な種類のだし茶漬けがある中で私が選んだのは・・・1番人気の炙り平目漁師風だし茶漬けと、いちご煮炊込みご飯だし茶漬けのハーフ&ハーフ!数種類の小鉢付きでボリュームもありますね。
まずはおだしのみを一口飲んでみました。じ〜んわりとおだしの旨味がからだ中に染み渡ります。このだしの味の奥深さは初めての感覚です。とても上品。
だしを注いで、平目茶漬けを一口かきこみ、うまっ。炙り平目の旨味と干しエビの風味が優しい〜。ふんわりとゆずの香りも。いちご煮の方も、海の潮気を感じながら、しそのアクセントが効いています。
自分がいつもとっているだしとは濃さが全然違う。なぜこんなに味に深みがあるんでしょう。
美味しさのこだわりについてお話を伺ったのは、店主の金山和歌子さん。金山さんは元々、八戸にある削り節製造販売会社「静岡屋」で働いていましたが、退職後に起業し、だしの魅力を発信するために2016年にだし&カフェ禅をオープンしました。
こちらのお店では、通常の鰹節「荒節」ではなく「本枯節」というものを使っているんだそうです。本枯節は荒節にカビ付けして天日干しを繰り返し熟成させたもので、旨味が凝縮され、栄養価も高くなるそう。そして、この本枯節を使い、昆布とともに6時間以上水につけるなどかなり手間と時間をかけて作っています。本枯節で丁寧に引いただしはどんな具材をも引き立たせることができる、と金山さんは言います。
なるほど。ゆえのこの味の奥深さ、納得です!
また、こだわりポイントは塩分濃度にも。人間の味覚は、体内の塩分濃度と同じくらいの濃度を美味しいと感じることから、0.8%の塩分濃度に調整しているんですって。少し薄いと感じる人もいるかもしれないとのことでしたが、旨味が強いので私には全く薄くは感じられませんでした!
お店で味わえるだしをご家庭でも作れるキットも販売されていましたよ〜。素材が本格的です。
金山さんはだしソムリエの資格も持っていて、だし講座なども実施しているそうですよ。そちらもぜひ参加してみたいですね!
みなさんも、こだわりの美味しいだしが効いたお茶漬けを堪能してみませんか♪
by えびマヨ
だし&カフェ禅 | |
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場所 | 青森県八戸市新湊1丁目21−16 |
TEL | 0178-38-9419 |
時間 | 開店時間 9:30-16:00 ※ランチは11:30-14:30(L.O.14:00) 定休日 月曜日、火曜日 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。