まるごと青森

店舗を持たない餅屋「北川商店」の串だんご

グルメ 特産品・お土産 | 2023-05-17 17:01

北川商店は戦後間もない1950年(昭和25年)に日本海に面した青森県鯵ヶ沢町で、串だんごの小売店として創業しました。創業当初から変わらない製法の串だんごは青森県民にもなじみの味です。

串だんごは青森県産のうるち米を使用し、上新粉にも「まっしぐら」「つがるロマン」を使用するなど、とことん県産米にこだわっています。黒蜜は赤ザラメを中心に、深いコクのある甘さに仕上がっています。

全国的には「みたらし」や「ごま」が多く、「黒蜜」のだんごは結構珍しいとのこと

フワフワと柔らかいだんごと、光沢がありねっとりしていて垂れそうで垂れない黒蜜との最高の組み合わせがここに誕生!黒蜜の上品な甘さが口の中に広がります。

創業から続く、伝統の技と味を守るため、保存料を一切使用しないことが創業当初からのこだわりです。そのため、消費期限は2日間、基本的にお取り寄せには向かない商品です。冷凍も可能ですが、串団子の特徴の光沢さ、柔らかさが失われてしまうので、やはり賞味期限内においしく食べていただきたいとのことでした。

北川商店店主の北川秀康さんは、餅屋一家として育ち、自分が餅屋を継ぐことを自然と意識したそうです。地元の高校を卒業後、上京し菓子の専門学校に通い、その後東京の和菓子店に就職。結婚をきっかけに青森に戻り、平成20年から北川商店を継ぎました。

「祖父の時から変わらない製法で、今後もぶれずにしっかり継続していくことが自分の役割だと思っています。お客様から「味が変わった」と言われるのが一番怖いですから。」芯の強さとお客様目線を兼ね備えている若店主です。

北川商店は、実店舗を持たず、地域のスーパーやお土産屋に卸す販売手法を続けてきました。秀康さんとしては、販売は各店舗にお願いしているため、製造に集中することができているとのことです。

6本入り300円(税別)

ユニバース、マエダ、カブセンターなど、県内の大手量販店で販売されていることが、多くの青森県民になじみのある理由なのです。青森県にお越しの際は、ぜひスーパーで探してみてください。

by  りんごすたー2.0

北川商店
場所青森県西津軽郡鰺ヶ沢町中村町中山ノ井99
TEL0173-72-2734

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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