まるごと青森

大人気!津軽びいどろの「あおもりの肴シリーズ」第二弾が発売開始!!

特産品・お土産 | 2023-06-21 07:30

2020年に「津軽びいどろ」の北洋硝子さんと青森県の「あおもりの肴(さかな)」プロジェクトがコラボして作り上げた、「あおもりの肴盃」をご存じでしょうか。
青森のタイ、マグロ、サバ、ヒラメをモチーフに作り上げられた盃は、それぞれの魚の色模様をリアルに表現しつつ美しく食卓を彩る個性的な作品で、今でも店頭に並ぶ人気の商品です。

さて、なんとこのたび「あおもりの肴シリーズ」第二弾が誕生しました!
6月10日(土)から青森市富田の北洋硝子さんで発売されています。
模様は3種類、形は盃と小鉢の2種類展開です。

それぞれ何がモチーフになっているかわかりますか?
ヒントは「魚ではない海産物」です!

一つ一つじっくり見ればピンと来るかも?
まずはひときわ鮮やかなこちら。

これは「ホヤ」なんです!
いきなりちょっと難易度が高かったでしょうか?
ホヤといえば「海のパイナップル」と呼ばれ、鮮やかでユニークな見た目が特徴的な珍味です。中身もきれいな黄色やオレンジ色をしています。青森では山菜のミズ(ウワバミソウ)と合わせた「ホヤミズ」という料理が一般的です。
ホヤは苦手という人もいるかもしれませんが、新鮮なホヤは臭みがなくて果物のような甘味を感じるほど。青森県に来たらぜひ味わってみていただきたいです。

 

続いては黒と黄色のコントラストが美しいこちら。

正解は「ウニ」でした!
黒いトゲの中に黄色い身が詰まっている様子がばっちり表現されていますよね。
実は青森県、国産ウニの漁獲量全国第なんです
とろとろの身を生で味わうお刺身やウニ丼のほか、太平洋沿岸の八戸市や階上町の郷土料理「いちご煮」(ウニとアワビのお吸い物)も有名です。

 


最後の一つは青森県を代表する「貝」です

わかりましたか?そう、「ホタテ」です!
青森県のホタテの漁獲量は全国第2位。貝柱が厚く弾力があり、うまみと甘みが強いのが特徴です。
お刺身のほか、フライやバター焼き、煮物など、どんな料理にしても間違いないおいしさ。
大きな貝殻を鍋代わりにしてホタテを卵とじにした「貝焼き味噌」は、青森県の代表的な郷土料理です。

 

この器たちを眺めていると、模様がかなり複雑で色の重なり方が密だと感じませんか?
というのも、一般的な津軽びいどろの器が1~2度色付けをしているのに対し、今回のシリーズは3度も色付けの工程を経ているのです。

職人の皆さんが7人でチームを組み、次々に焼き上げていきます。

こちらが色のもとになる、細かいガラス粒。これをガラス玉にまぶして器を作り上げていきます。粒をまぶして焼く行程を3回行うことで、色を閉じ込めたガラスの層が重なり、深みのある表現が可能になります。


「ホヤ」の色のもとになるガラス粒です。大きさの違う2種類の粒を使うことで、あの複雑な表情が生み出されます。

こちらは焼きあがった「ウニ」の器を移動させているところ。色がそれぞれ異なって見えますよね。実は、焼きあがった直後は温度が高いので赤っぽいのだそうです。冷めると奥の器のようにウニらしい黄色になります。

今までにない作り方をしているため、現段階ではこの器を制作できるのは職人の中でも10年以上のベテラン職人に限られるのだそうです。

 

せっかくなので同じ青森市内の「旬彩食房 鉃平」さんにお願いして、陸奥湾産のホヤ、ウニ、ホタテを「あおもりの肴」の小鉢に盛り付けていただきました!

ホヤはホヤミズにしていただきました。ホヤの表面が突起だらけなのは天然物の証拠だそう。ホヤと器のきれいな色合いが食欲をそそります。

まだトゲが動いているほどの新鮮なウニです。力強い黒と黄色が重なってウニが映えます!

甘くて弾力のあるホタテは味が濃くて醤油がいらないほど。器の優し気な色合いが寄り添います。

今まさに旬を迎えている青森の海の幸が揃いました。みんなプリプリでキラキラです!!
器は単体だと個性的ですが、食材を入れるとすっと馴染んで引き立て役になってくれます。

津軽びいどろが大好きで集めているという「鉃平」さんでは、新鮮でおいしいお料理をいろいろな津軽びいどろのお皿で提供しています。
今回用意していただいた「あおもりの肴」セットは、事前に電話で予約すれば実際にお店で食べることができますよ!
(価格等はお店にお問い合わせください)
【「旬彩食房 鉃平」さん】
青森市浪館平岡87-1
017-781-9191

今回はホヤ、ウニ、ホタテを盛り付けてご紹介しましたが、もちろんどんな食材を入れるもあなた次第です。
これから旬を迎える様々な「あおもりの肴」を、この器でお迎えしてほしいです!

By ぺすか

 

 

北洋硝子株式会社
場所青森市冨田4丁目29-13
TEL017-782-5183
料金盃 各1,500円(税抜)、小鉢 各1,800円(税抜)、盃3つセット(専用台付)5,000円(税抜)
Webサイト津軽びいどろ

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

まち歩き肉・卵十和田湖アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACO白神山地体験レポート伝統工芸田んぼアートマグロお土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし青森県郷土料理三味線ご当地蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アートアウトドアツアー歴史・文化紅葉新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館#サウナ自然アートランチライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然#八甲田山グルメ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀八戸市食堂ブナコ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣り#太陽光発電ヒバ津軽八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳#夏休み鉄道青森岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜#風車りんご三内丸山遺跡白神山地毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食#焼きそばねぶた・ねぷた奥入瀬渓流絶景太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能アウトドアツーリズム果物山菜・きのこウニ温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶりカフェ・レストラン米・パン・穀物津軽海峡自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物お酒寿司白神山地周辺津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメラーメン野菜居酒屋・バーカレー缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理スイーツ魚介種差海岸まつりカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハン

月別記事一覧

月別一覧ページへ