まずは皆さん、見てください!この美しい作品を!
神社に海岸、亀、ウミネコ、お花…
これ、なんと「練り切り」なんです。そう、和菓子です。
というのも、今年は種差海岸・階上岳(八戸市、階上町)が三陸復興国立公園に指定されて10年目なんです。
10周年を何かの形でお祝いしたいと思い、県内のいろんなものをモチーフにしたお菓子をSNSに投稿されている「アオモリオカシ」さんにお願いして、種差海岸の見どころを練り切りに仕立てていただきました。
どれもとても細かくてかわいくて、すご~く丁寧です。
例えば「蕪島」は蕪嶋神社の真っ赤な鳥居の上空をたくさんのウミネコが飛び交う様子が、その印影と共にばっちり表現されています。
(まるごと青森のインスタグラムですべての作品を掲載していますので、ぜひご覧ください)
そして、アオモリオカシさんではなんとこのうち4種類をセットにして販売&ワークショップを実施してくださっています。
それがこちらの4つです。
全2回のワークショップのうち、1回目に参加してきましたのでその様子をチラッとご紹介しますね。
ワークショップは青森市青柳にあるカフェ「スマイル&スプーン」さんで実施されました。
今回は事前に先生が色付けを終えた生地を用意しておいてくれました。
まずは「ニッコウキスゲ」を作ります!種差海岸に群生しているユリ科のお花です。黄色い生地を手に取り、平たくつぶしてあんこ玉を包みます。
練り切りの特徴とも言える美しいグラデーションは、別の色の生地を重ねて(今回はオレンジ色)、指でちょんちょんちょんと馴染ませて作り出します。
なんだか粘土細工をしているようで楽しいです~!
生地は乾くと割れてしまうので、霧吹きで手を湿らせながら慎重に作業を進めていきます。
オレンジ色の生地を小さく丸めてニッコウキスゲの雄しべを表現しようとしたのですが…、あまりに小さくて断念!
「ゴマで代用しましょう」という先生のご提案をありがたく受け入れて、なんとか1作品目が完成しました。
ニッコウキスゲが完成!うまくグラデーションが出せたと思います!その後も少しずつ難易度(細かさ)が上がっていく練り切りたち。
ザルで濾した生地で芝生や波しぶきを表現したり、ケシの実で砂を表現したり…いろんな工夫が散りばめられていて感心しきりです。
1時間半ほどかけて全4作品が完成しました~!
自らの手で生み出したと思うと、どれも本当にかわいいです…!食べてしまうのがもったいないほど。
でもやはり風味が命な和菓子ですから、たくさん愛でたらすぐに味わってしまいましょう。程よい甘さでおいしかったです!
すべての完成品(先生の作品)をマップに並べるとこんな感じになりました。
ぜひ実際の種差海岸にも足を運んでみてください。きちんと整備されていて景色も良く、最高のドライブコース&お散歩コースですよ!
さて、2回目のワークショップは8月15日(火)開催です。現在、若干の空きがあるそうですので、興味がある方はぜひアオモリオカシさんにお問合せください。(お問合せ先はチラシに掲載されている「お申込先」です)
また、「細かい作業は苦手…」な方へはなんと完成品の販売もされています!締め切り間近ですのでご希望の方はお早めにどうぞ。
なお、スマイル&スプーンさんでは季節の和菓子やお料理のレッスンを開催されているそうです。
今回の企画には参加できないけどレッスンには興味があるという方は、スマイル&スプーンさんのインスタグラムをチェックしてみてくださいね。
By ぺすか
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。