舞台は大畑八幡宮
10月9日
むつ市大畑にある大畑八幡宮において、下北ジオ・ダイニング((一社)しもきたTABIあしすと主催)が秋晴れの空の下で開催され、参加してきました。
下北ジオ・ダイニングといえば、下北半島の美しい景観と下北半島が育んだ食を融合させる「下北ジオ・ガストロノミー・ツーリズム」の取り組みのことで、過去に、佐井の仏ヶ浦、風間浦の湯ん湯ん♪、横浜の菜の花畑で開催しており、景色も料理を楽しむ一つの要素として捉えていたように感じていました。
今回舞台となったのは大畑八幡宮。これまでの景観を重視した会場とは違って、「ここは市民の心の拠り所であり、この神聖な空気感が景観美にも勝る」と挨拶したのは、しもきたTABIあしすとの坂井事務局長。
続けて、宮浦禰宜からは、「ジオの地形が大畑という土地を生み、そこに大畑の民がいたから、370年もの間、八幡宮が愛され、親しまれてきた」と話しました。
ダイニングの主役は
今回用意されたダイニングの主役は、津軽海峡で水揚げされた魚介類。
「津軽海峡寿司」と銘打って、荒々しく激しい津軽海峡で育まれた極上の魚を、地元大畑で定置網漁業を営む「金亀水産」が仕立て、むつ市内で鮨割烹を営む老舗「東寿し」が魂を込めて握ったものでした。
大間マグロ、イカ、ホタテ、ヒラメ、サーモン、真鯛、勘八、松皮、、、これが全て、今の時期に津軽海峡で水揚げされたものばかりとは、驚きでした。しかも、かなり豪華!
併せていただいた飲み物が、関乃井酒造の「祈水(特別純米酒)」「北限海峡(純米酒)」、そしてサンマモルワイナリーの「下北ワイン Seaside」でした。その他に、「尻屋埼灯台サイダー(塩ラムネ味)」などノンアルコールも用意されました。
伝統芸能も鑑賞
食事を楽しみながら観賞したのは、八幡宮の例大祭に奉納される伝統芸能「関根橋神楽」。地域に根ざし、地域を見守ってきた神楽はとても神聖で、見入ってしまいました。
最後に提供されたのは、石田製あんの餡子にボンサーブのジェラートをピザの生地で包んだデザート。合わせたのは、ご存知の方も多い艮珈琲店の「シングルオリジンコーヒー」でした。
想像以上に充実した、とても贅沢な時間でした。
願わくば、今後、むつ市もしくは下北地域の寿司屋さんで「津軽海峡寿司」が食べられる日が来ることを楽しみにしています。
by. トリッキー
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