「こもる五所川原」開業
2023年7月、五所川原市梅田に宿泊施設「こもる五所川原」が開業した。
「宿に籠り、自分の時間と向き合ってもらいたい」というオーナーの願いが込められ、テレビも冷蔵庫もない、素朴な宿です。すっきりとした内装デザインで、とても居心地の良い空間です。
旨味あふれる津軽猪鍋
こもる五所川原では、宿泊者に夕食メニューとして「津軽猪鍋」を提供しています。それは、同じ津軽半島にある「奥津軽いのしし牧場」で飼育したイノシシ肉を使った鍋です。
奥津軽いのしし牧場は、いのししの繁殖と肥育の両方を手掛ける日本で唯一の牧場で、生産者の依田さんは、「肉質は柔らかく、脂はすっきりとして、肉の旨味が感じられ、クセがないのが特徴です」と話します。
与える餌は長年試行錯誤した結果、今は飼料に小麦のほか、地元の飼料米を混ぜて与えているそうです。さらに「りんごや栗、甘いバナナを好んで食べるいのししもいる」と話します。
「津軽猪鍋 日帰りプラン」提供開始
こもる五所川原では、2月に入ってから「津軽猪鍋 日帰りプラン」の提供を始めています。
15時以降チェックイン、お部屋で過ごして、19時から津軽猪鍋を食べられるという内容です。
猪鍋の一番のこだわりは、鍋に使うツユ。津軽味噌に地酒の酒粕をブレンドしたものを水で溶いたシンプルなものですが、味噌の優しい甘さにコクが加わり、美味しくて、ついつい飲んでしまいます。さらに、イノシシ肉や野菜の旨味が溶け出すとさらに美味しさを増します。
ツユの味が沁み込んだイノシシ肉は、嫌な臭いは一切無く、赤身と白身と呼ばれる脂身はしっかりした旨味があり、柔らかくてとても美味しい。お酒も、ご飯も進むし、エンドレスで食べられそうなくらいです。
そして、鍋の〆には、旨味が溶け出した出汁に卵を落としてポーチドエッグを作り、ご飯に乗せて、出汁を掛けて食べられます。
ごちそうさまでした!
本当に美味しかったので、これはリピート間違いなしですね(笑)
ちなみに、15時にチェックインしてから19時までの間は、宿にあるお風呂に入ることができます。
たまには、のんびり自分と向き合う時間も必要かもしれません。ゆとりの空間と美味しい料理を味わってみませんか。
そんな時は、是非、一度訪れてみてください。
by トリッキー
こもる五所川原 | |
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場所 | 五所川原市梅田字福浦40-1 |
時間 | 津軽猪鍋 日帰りプラン ※完全予約制 1名6,000円(2名から予約受付) 15時 チェックイン・19時 津軽猪鍋スタート |
Webサイト | こもる五所川原 |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。