こんにちは!前回に引き続き、お米の物語のある田舎館村の「古津軽さんぽ」をご案内します。今回も、古津軽の物語を巡るときに便利な「手づくりマップ」は必須!イラストもたくさんあって、読み物としても楽しいので、ぜひ皆さんもご覧になってくださいね。
<遊稲の館と「CHAWONDER(チャワンダー)」!?>
スタートは、国道102号からも見える、田んぼの中にポツンと建っている古民家風の1軒家「遊稲の館」。近くには、歴史を書き換える大発見で、教科書にも載った弥生時代の水田跡「垂柳遺跡」、約1坪の小さくて可愛い弥生時代のミニ田んぼ(復元した体験田)があります。
(行ったのは冬なので、ずーーっと遠くまで、真っ白なキャンパスが広がっていました♪)
そこに、どーーんと、大きなご飯茶わんが!その名も「CHAWONDER(チャワンダー)」!弘前市出身アーティスト、MAJIOさんの巨大アート作品で、なんと撮影角度によっては雪を被った岩木山が、茶碗に盛られた「ごはん」のように見えます。
この日もばっちり、岩木山のごはんが撮影できたよ!岩木山に雪がある時期限定なので、4月もまだ大丈夫かも!?
遊稲の館は軽食もあり、弥生時代らしい「古代米のおはぎ」も人気。藁でできた手仕事「祝い亀」も展示していて、村の人は家を建てたり、御祝い事があったりするとプレゼントしたそう。今では作り手が少なくなってしまったようだけど、藁を丁寧に編み込んだ可愛らしい小さい亀さんもあって、ぜひ作り続けて欲しいです。
<レストランジャイゴで「土器カレー」>
その後は、遊稲の館から道の駅いなかだて方面へテクテク。道すがら、その日は見られなかったけれど、ほぼ毎日、誰かが凧揚げをしているそう。一面田んぼで何も邪魔するものがないので、凧揚げにちょうどいいのかもしれませんね。
そんなこんなで小腹が空いてきて、前から気になっていた「土器カレー」のお店へ。
上部に控えめに表されたギザギザの鋸歯文様が特徴の田舎館式土器の器に、たっぷりのカレールー!フライドポテト、ブロッコリーが添えられていて、ごはんは古代米と白米のハーフ&ハーフで見た目も美しい!カツも乗っていて、結構お腹いっぱいになったよ。でも、3人とも完食したよーー!
<道の駅いなかだて 弥生の里 お米に舌つづみ>
その後は数十メートル先にある、どーんと大きい建物の道の駅いなかだてへ。
お目当ては、大きいあられがたっぷり入った「ジャンボあられ」!小さいころから実土里のお家にはあって、ほどよいしょっぱさが癖になるんです。本当にジャンボなのに、やめられない、止まらない!?食べられるから不思議。
その他にもお米関係の手づくりおやつがたくさん!しとぎ餅、あさか餅、赤くて甘い赤飯。そして、くるくる渦模様の色鮮やかな可愛いお餅は・・・「うんぺい」と言うそう。砂糖の甘さたっぷりで、昔はおめでたい時によく食べた、津軽の郷土お菓子だそうです。
<埋蔵文化財センター 弥生田の上を歩こう!>
最後は道の駅の裏の田舎館村埋蔵文化財センターへ。
中には外観から想像できない世界が。なんと、弥生時代の本当の田んぼが広がっていて、実際にその上を歩くことができるんです!
中はひんやりと冷たくて、静かで、まるで2,100年前にタイムスリップしたよう。水路跡にはしっとりと水がしみ出していて、作り物ではなく、本当に地面から水がしみ出しているんです。弥生時代もこんな感じだったのかなと、じんわりきちゃいました。
そして、このセンターのもう1つの魅力は、本物の田舎館式土器を触れます!(というか、持ち上げたり持ち歩くこともできます(笑))持ち上げたとたん、太陽「かるっ!」(笑)。そう、見た目とは裏腹に、とっても軽いんです。
冬は「田んぼアート」は見られないけれど、お米の物語にはどっぷりと浸かることができます。弥生時代の田んぼの物語から始まって、今ではアートにまで昇華したお米。半日あればじっくりと巡れるので、ぜひ皆さんも、「古津軽 手づくりマップ」で古津軽さんぽ、お試しあれ♪
★ライスボールが古津軽さんぽしている動画はこちら
https://youtu.be/5MGAZMLat7Y?si=rSKNDoJU-R4ahQ2v
★令和6年3月20日、古津軽の本発売
購入はこちらから https://kpj.co.jp/kotsugaru/
★手づくりマップはこちら
https://kotsugaru.com/item/index.html
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