青森県でもますます盛り上がるサウナブーム
こんにちは!まるごと青森チームのフォレスタです。
2016年頃から始まったサウナブーム、青森県でもますます盛り上がりを見せています。
そんなわけで、サウナーの皆さん、必見!
十和田市の猿倉温泉に2024年4月下旬グランドオープンした「さる倉サウナ」の体験をしてきましたのでレポートします!
さる倉サウナへGO!
八甲田山のブナの新緑の美しさを車窓から堪能しつつ、猿倉温泉に到着。
経営する小笠原 光扶(おがさわら こうすけ)さん(36)が出迎えてくださいました。サウナハットをかぶって撮影に応じてくださる、気さくな小笠原さん。親切に敷地内をご案内くださいました。
「なんといってもさる倉サウナの醍醐味は、サウナだけでなく温泉も楽しめることです。水風呂に入った後、温泉に入って暖まってから帰ることができるのが売りですよ。」
夏場でも冷涼な八甲田山中では、最後の仕上げに温泉というのは素晴らしいですよね!
「さる倉サウナでは、2時間貸切でサウナをご利用いただけます。サウナ室自体の広さは10平米ほど、フィンランド製の『MISA』社のサウナストーブを使っています。」
良く見ると、サウナストーンの中にフィンランドの妖精・トントゥが!サウナの守り神なのだそうです。さすが、サウナの本場フィンランドを感じる演出です。
このスタイリッシュなバケツと柄杓は何のためのものでしょうか?
「セルフロウリュウ(※熱したサウナストーンに自分で水をかけて蒸気を発生させ、サウナ室の温度を上げること)していただくためのものです。お好みの温度まで上げてくださいね!」
実体化した妖精トントゥがサウナ体験!
すると、にわかに実体化したトントゥが、ロウリュウのお手本を見せてくれました(※同行してくれた先輩です)。
ところで、サウナに行くとき私は普段こんな流れを踏んでいます(※自己流)。
①5分サウナ
②1分水風呂
③9分外気浴
→以上15分を1クールとして、3クール繰り返す(全部で45分は必要)。
2時間なら、時間的には8クールいけますね!嬉しすぎる。こんな取材なら週1でしたい。
貸切なので横になっての寝サウナもOK!(トントゥ先輩による徹底実演)
また、サウナ施設には珍しく、利用者が自由に開け閉めできる窓もあるので、室温の調節にも便利です。
「水風呂は飲料水としても高品質な八甲田山の天然水を贅沢にかけ流しています。温泉も足しながら、水温は17度くらいに調整しています。すぐ隣の温泉の区画は、43度くらいです。」
水風呂を飲んでみましたが確かにおいしかったです!ちなみに紙コップも貸していただけますよ。
水風呂は手前が浅く、奥の方は男性でも立ったまま胸まで浸かれる程の深さになっています。思いっきりザブーン!といけますね。
そして、これまた貸切ならではのポイントですが、シャワーを浴びて汗を流すことなく、サウナから水風呂に直行することだって可能!トントゥ先輩もアドレナリン全開!
外気浴はデッキチェアに座って、八甲田山中の空気のおいしさを堪能します。
静けさも良いです。鳥のさえずりに耳を澄ましながら、大自然への没入感にひたるトントゥ先輩。。。
仕切りのある休憩スペースもあり、中で横になって休むこともできます。網戸まで完備されているので、虫が苦手な方でも安心です。
3クール満喫したところで、完全にととのいました。満足しているところへ小笠原さんから朗報が!
猿倉温泉新館の大浴場も利用可能
「このサウナプランでは、猿倉温泉新館の大浴場もご利用いただけるんですよ」
なんと!そんなに大盤振る舞いしていただいて良いのでしょうか?猿倉温泉ってパラダイス。というわけで我々は新館大浴場へ移動しました。
新館大浴場「まほろばの湯」は、歴史ある重厚な雰囲気です。
和風の岩盤浴のような、畳敷きの蒸し風呂スペースもあり、サウナエリアとはまた一味違う温泉体験ができます。
この日は霧が濃く、写真ではとらえられませんでしたが、女性の露天風呂からは水芭蕉が見えたりと心が和みました。
秘湯猿倉温泉のひみつ
中でも特に興味をひかれたのが洗い場。アメニティはありますが、シャワーはおろかカランすら見当たりませんが。。。?
「温泉成分の硫黄の成分が機械類をダメにしてしまうため、シャワーやカランなどの器具は設置することが難しいんです。そのため、石でできた小さな湯舟にお湯をため、そこからたらいを使ってお湯を汲み、身体を洗っていただくシステムとなっています。」
試してみると、思ったより不便なく使えました。考えてみれば、昔の銭湯などでもこういう感じだったのかもしれないと思うので、要は慣れですね!秘湯感たっぷりの思い出深い体験となりました。
「機械類への影響を考慮して、敷地内には自動販売機も1台しかありません。さらに、携帯電話の電波も繋がらないです。でも、デジタルデトックスできるということで最近ではかえって喜ばれるお客様もいらっしゃいます。」
確かに、昨今SNS疲れなんて言葉も聞きますが、情報飛び交う世間からいったん隔絶された環境に身をおけるというのもまた、秘湯たる猿倉温泉の醍醐味なのですね。
「また、実は奥入瀬渓流温泉のホテルや旅館さんには、約10キロ離れたこの猿倉から温泉をパイプで引いているんです。源泉温度が70度から80度ある猿倉なら、10キロの間に10度くらい水温が下がることを想定しても利用可能ということで選ばれました。」
初耳でした!ということはあの星野リゾートさんでも猿倉温泉のお湯を引いて恩恵に預かっているんですね。八甲田山中の観光業界への多大な貢献に感謝しながら、猿倉温泉を後にしました。
効能を存分に体感したく、大浴場に掲示されていた「温泉成分を洗い流さないほうが効果的」という看板に忠実に従った我々取材班。その後2~3日経っても、まだ自分自身から猿倉温泉の硫黄の匂いがし、旅の余韻が感じられました。普段より体が軽く感じられ、サウナのととのいと、温泉の効能をダブルで実感しました!
サウナ―の皆さん、ぜひさる倉サウナで、大自然の中ととのう贅沢体験をしてみてくださいね!もしかしたらあなたの前にも、ひょっこりと妖精トントゥがあらわれるかも?
by フォレスタ
元湯猿倉温泉 | |
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場所 | 青森県十和田市奥瀬猿倉1 |
TEL | 電話はなし、お問い合わせはInstagramのDMにてお願いします |
FAX | なし |
時間 | 営業期間:4月末~10月末まで |
Webサイト | さる倉サウナInstagram |
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。