まるごと青森

まるごと女子が行く!スナック巡りin大鰐

観光スポット | 2024-08-26 09:15

津軽の奥座敷「大鰐温泉」

津軽の奥座敷として800年以上の歴史をもつ「大鰐温泉」。

江戸時代の歴代津軽藩主が湯治のために訪れたり、文豪・太宰治も療養したり、多くの方に愛されてきた温泉街です。

太宰治や伊藤博文も宿泊した「ヤマニ仙遊館」。昭和レトロなタイルとステンドグラスが可愛らしい。

大鰐の温泉熱と温泉水を利用してつくられる「大鰐温泉もやし」も冬の伝統野菜として有名です。

シャキシャキした食感とうまみのつまった大鰐温泉もやし

実は、そんな大鰐には、昭和を彷彿とさせる味のあるポツンと系スナックが残っているとの情報をきき、大鰐温泉で温まったホクホクのからだで、大鰐スナック巡りをしてきました。

筆者のスペックとしてはこんな感じです。
「アラサー女子・レモンサワー党・お酒の強さは普通」
スナック巡りをする前の心境としては、
「なんのツテもない大鰐のスナックを楽しめるか不安・・・」

 

1軒目 マスターのおもてなしが心地よい「スナックあゆ」

19:00 不安な気持ちを抱きつつも、さっそくスナック巡りスタート!
最初に訪れたのは、緑の看板が目印「スナックあゆ」

入り口から昭和感あふれる。

マスターの福士さんが出迎えてくれました。
「人と話すのが好き。おもてなしをしてお客さんが喜んでいる顔を見るのも好き。」スナックあゆを始めて45年、たくさんの人の喜ぶ顔を見てきたそうです。
にこやかに語る姿に、緊張がすこしほどけました。

マスターの福士さん。大鰐の好きなところは「山!川!温泉!温泉は青柳会館がイチオシ」
青柳会館はこちら。地元の人に愛されるあっつい温泉です。

店内はステンドグラスのランプや赤いソファなど、レトロで可愛い・・!

そしてなんと言ってもこのカラオケステージ!
お客さんが楽しめるようにと福士さんが考案。ステージの後ろで存在感を放っているギターも、もちろん使ってOK!

「ぜひステージでカラオケしてみて!」と激押しされ、お酒の力を借りてステージへ。
歌っている時の福士さんのノリノリな手拍子と、歌い終わったあとの褒め言葉の嵐。
人前に立つのは苦手ですが、ここまで気持ちよく歌える環境を整えてくれるホスピタリティが揃っていれば怖いものなしです。
帰り際には「弟からたくさんもらったからお裾分け」とミカンをいただきました。

マスターから一言!
「昔ながらの雰囲気を味わいながらリーズナブルに飲めるのがうちの魅力です。地元のお客さんも旅の人も、みんな楽しく過ごせるような接客を心がけています!」
おもてなし精神が随所に感じられる、居心地の良いスナックでした。

 

スナックあゆ


青森県南津軽郡大鰐町大鰐湯野川原97-15


定休日 毎週月曜


2軒目 いつでも青春!楽しいこと大好きママの「スナック千明」

20:30 スナックあゆから信号を渡ってまっすぐ。2軒目はオレンジの看板の「スナック千明」
※「千明」は、「ちあけ」と読みます。「ちあき」じゃないですよ。

朗らかな笑顔のゆきこママがお出迎え。

ゆきこママ。大鰐の好きなところは「おいしい大鰐温泉もやし!」

ゆきこママ、楽しいことが大好きで、お客さん同士で仲良くなれるようなクリスマス会やボーリング大会を企画しているとのこと。

そんな話をしていると、常連さんが「ボーリング大会、いっつも俺がビリ!ハハハ!」楽しそうにボーリング大会の時の話をしてくれました。
ちなみにこの常連さん、1軒目に訪れた「スナックあゆ」も常連だそうで、今度はそっちでも飲もう!と約束。絶対にまた大鰐来るぞ。

常連さんに合いの手入れてもらいながらカラオケ。

 

都会と田舎、両方の楽しさを知っているゆきこママから一言!
「大鰐だからこそ感じられる田舎感が魅力。都会の人も田舎の人も、みんなで青春しましょう!」

そろそろ次へ行こうとしたところ、ゆきこママから「イルカの肉もらったけど食べる?」
「イルカの肉」というパワーワードに後ろ髪を引かれつつも、時間がなく今回は見送りました!
また来た時にもあるといいなぁ、、、イルカの肉。

 

スナック千明


青森県南津軽郡大鰐町大鰐湯野川原92-22


定休日 毎週月曜


 

3軒目 べっぴんさんママのファン多数!「スナックわらべ」

22:00 次はどこに行こうかなと歩いていると、Mr.Childrenのシーソーゲームを楽しそうに歌う声が、、、引き寄せられて入ったのは「スナックわらべ」

ドアを開けると、楽しそうに盛り上がっている店内。カウンターには、ママのまゆみさん。優しい笑顔で出迎えてくれました。(顔出しはNGです)

まゆみママ。大鰐の好きなところは「スキー場と昔ながらの温泉旅館。なが~いもやし!」

元々はお母さまがやっていたスナックわらべ。お母さまの引退に伴い、まゆみさんが継ぐことにしたそうです。

カラオケが盛り上がる店内の雰囲気とは反対に、まゆみママは静かに微笑みながらお客さんの空いたグラスにお酒をつくります。
率先して場を盛り上げるわけではなく、お客さんを静かに見守りながら、お酒の場を整える。
そんなまゆみママがいるおかげで、心置きなく楽しめる雰囲気ができているのですね。

シーソーゲームの歌声が聴こえたおかげでここにたどり着きました!乾杯!

この日は八戸から来たというお客さんもいました。「美人ママが素敵なのはもちろん、ご夫婦や友人やひとりでも、いつでも楽しくて、男女問わない気楽さが魅力だよ」と語ってくれました。
はるばる八戸から来たくなってしまうほどの引力のある場所です。

まゆみママから一言!
「津軽弁の会話を聞きながら楽しく飲むことができるのがうちの魅力です!
最初はケンカに聞こえるかもしれないけど、みんな仲良しなんですよ♡
ぜひ一緒に会話を楽しみましょう。」

 

スナックわらべ


青森県南津軽郡大鰐町蔵館字村岡46


定休日 毎週日曜


4軒目 大鰐のひまわり!愛嬌バツグンママの「スナックmamita」

23:30 そろそろ日付が変わってしまう・・・ラスト1軒!スナックわらべのお隣「スナックmamita(マミタ)」

ドアを開けると、真夏のひまわり!?くらいまぶしい笑顔で出迎えてくれたママのまゆみさん。愛称は「マミタママ」です。

mamitaのTシャツが素敵なマミタママ。大鰐の好きなところは「みんなフレンドリーでアットホームなところ!」

お子さん3人の協力のもと、スナックを始めたマミタママ。
当初は不安もあったそうですが、若い方から年配の方まで、親しみを持って接してくれるお客さんが多く、そんな大鰐のアットホームな雰囲気をお店でも大事にしたいと語ってくれました。

MISIAを歌うマミタママ

友人同士のクリスマス会や地元野球部の親御さんの懇親会など、事前にマミタママに相談してくれれば融通が利くのもスナックmamitaの魅力です。
地元20代のお客さんから「お母さん」と呼ばれることもあるくらい、若手からの信頼もアツい!そんなマミタママから一言!

「お家で友達と遊んでいるようなフレンドリーでリラックスできる空間です。一緒にカラオケしましょう!」

 

スナックmamita


青森県南津軽郡大鰐町蔵館村岡46-1


定休日 毎週月曜


大鰐スナックだからこその魅力

写真を見ていただけると分かる通り、取材したのは2023年末の冬。

半年とすこしたった今、すでにプライベートで3回お邪魔しています。

一度行くと虜になる、女子ひとりで訪れても安全に楽しく飲めるような安心感が大鰐スナックにはあります。

温泉街として栄え、昔から県外・海外の方が多く訪れていたため、大鰐スナックのママさんや常連さんは、一見さんやノンアルさん、どんなお客さんでもウェルカム。そんな雰囲気だからこその、気軽に訪問できるハードルの低さも魅力です。

9月1日からはじまる古津軽WEEK(https://kotsugaru.com/kotsugaruweek/index.html)、

なんと、8月31日の前夜祭は「湯の街ナイト」として大鰐で行われます。
いろいろなイベントもある中、19時からは大鰐スナックのドアが一斉オープン!
この機会に大鰐スナック、開拓してみませんか?

詳しくはこちら。https://www.instagram.com/p/C-fA33FTrY_/?igsh=MTd3dWgzb3YzbHp2bA==

筆者は所用で行けず、、、遠くからママたちを応援しています。(スナックママカードももらえるとのこと、羨ましすぎる。)

By 晴れ女

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

タグ: 大鰐町

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