まるごと青森

日本最高峰の赤い卵「十六代真っ赤卵」

グルメ 特産品・お土産 | 2025-01-29 08:30

「日本一赤い卵をつくろう。」
取引業者のこの言葉が、坂本養鶏㈱代表取締役 坂本佐祐(さすけ)さんの心に火を点けました。
「強烈なインパクト、主役になれるたまご」、「日本一濃くて尚且つ美味しいたまご」をつくろうと試行錯誤して開発したのが【十六代真っ赤卵】です。

歴史と誇りが詰まった名前—「十六代真っ赤卵」

「十六代」は代表取締役である坂本佐祐さんが坂本家の十六代目であることから、代々続く伝統を意味し、「真っ赤卵」は、その鮮やかな赤い黄身に由来しています。

左が「十六代真っ赤卵」、右が「レギュラーたまご ニューフレッグ」(いずれも坂本養鶏㈱)

青森の自然と水が育んだ、究極の卵

汗をかくことができない鶏は、熱が体にこもってしまうと体調が悪くなり、卵にも影響が出てしまいますが、「十六代真っ赤卵」がつくられる蓬田村は、本州でも最北の青森県で、かつ陸奥湾に近いことで夏場は涼しく、関東近県と比較しても平均気温が5℃低い為、暑さの影響も少なく、鶏は餌をしっかりと摂取するため、卵質にも大きなプラスとなっています。

そして、蓬田村は良質な水に恵まれた土地です。蓬田村は、砂岩からなる400~500mの厚い透水性に優れ地層に地下水を豊富に蓄えています。
この地下水は津軽山地の降雨が水源となって長い時間を掛け地下に浸透し平野部に来て自噴する環境にあり、坂本養鶏ではこの恵まれた地下水を鶏に与えています。

飼料開発—「加熱処理大豆」と「パプリカ」

「十六代真っ赤卵」の秘密。それは、特別に開発された加熱処理大豆入りの飼料です。
坂本養鶏は、飼料メーカーと共同で開発したこの特殊な飼料を、鶏に与えています。その結果、卵は深い甘みとコクを持つようになり、驚くべき美味しさを実現しています。

加えて、パプリカを飼料に加えることで、黄身の色が美しい赤に染まる。これが、坂本養鶏が目指した「赤い卵」の正体なんです。

鮮度を守るHACCP

坂本養鶏では、卵をパックする工場においてHACCP認証を取得し、衛生面の管理を徹底して行っています。特に気温が高くなる夏場には、鮮度を保つために保管庫の温度を細かく管理。どんな時でも、消費者に最高の状態で卵を届けるための努力が続けられました。

親子丼の革命—「十六代真っ赤卵」で売上が1.2倍に

そして、ついに「十六代真っ赤卵」が市場に登場すると、たちまちそのインパクトが広がり始めます。
その美しい赤い黄身は、特に、親子丼のような半熟の料理に使われることで、見た目の美しさと味の深さが際立ち、消費者の心をつかみました。

実際に、十六代真っ赤卵を使った親子丼を提供するとある飲食店では、売上が1.2倍に増加するという驚きの結果も報告されたとか。

大きな試練―鳥インフルエンザの襲来

しかし、「十六代真っ赤卵」づくりへの道のりは決して順風満帆ではありませんでした。2023年3月、鳥インフルエンザが養鶏場を襲い、卵の生産が半年以上も停止するという試練が訪れました。そんな状況下でも、取引先や消費者からの温かい声援が坂本養鶏を支えてくれました。
「待っているから頑張って!」という励ましの言葉が、坂本養鶏の背中を押し、十六代真っ赤卵は再び市場に戻ってきました。

青森発の「日本最高峰の赤い卵」をもっと多くのお客様へ

「十六代真っ赤卵」は青森の恵みと坂本養鶏の情熱が生んだ、特別な卵です。
まずは、おひとつ、その「日本最高峰の赤い卵」ををお手に取ってみてはいかがでしょうか。

十六代真っ赤卵で親子丼を食べ比べしてみた

十六代真っ赤卵で親子丼を提供したら売上が1.2倍になったというお話に心惹かれ、実際に「十六代真っ赤卵」と「レギュラーたまご ニューフレッグ」で親子丼を食べ比べしてみました。

左が「十六代真っ赤卵」、右が「レギュラーたまご ニューフレッグ」(いずれも坂本養鶏㈱)
左が「十六代真っ赤卵」、右が「レギュラーたまご ニューフレッグ」(いずれも坂本養鶏㈱)

いかがでしょうか。明らかに「十六代真っ赤卵」の色見が濃いですよね。


いざ、実食。「十六代真っ赤卵」はその鮮やかで濃厚な色見に負けないくらい、味も非常に濃厚でコクがあって、とてもおいしいです。親子丼の売上が伸びたというのも納得です。(「レギュラーたまご ニューフレッグ」も後味さっぱりしていてうまい)
ちなみに、十六代真っ赤卵のたまごかけごはんも食べましたが、こちらも最高でした。
ぜひ、みなさんも一度お試しあれ。

byくどお

「十六代真っ赤卵」販売情報

〇店舗

村の駅よもっと(東津軽郡蓬田村阿弥陀川字汐干106)

さくら野百貨店青森店(青森市新町1-13-2)

THREE(青森市新町1-7-1)

JA全農青森(青森市東大野2丁目1番地15)

わくわく広場青森ラビナ店(青森市柳川1丁目2-3 青森ラビナ1階)

〇EC

アマダ東京(AMALAND

坂本養鶏のたまごたち

〇太陽の輝き
坂本養鶏の最高品質プレミアムたまご。若鶏の一番いい時期のたまごを選別し、黄身の色が濃く、盛り上がりに優れ、臭みがなくコクの余韻を感じられるたまごです。卵本来の味が楽しめる、たまごかけご飯でどうぞ。

〇美多味卵

ビタミンDを倍以上強化した健康たまご。成長期のお子様や、健康志向の方にぴったりの商品。「健康は美味しさから」の思いで大切に育てた若鶏からのみ採卵できる特別なたまご。

〇レギュラーたまご ニューフレッグ
餌、水にこだわり「普通こそ最上なり」のたまご。後味さっぱりなのに、後を引く自慢のおいしい卵。

 

坂本養鶏株式会社
場所東津軽郡蓬田村大字瀬辺地字山田1番地104
TEL0174-27-3131
FAX0174-27-3155

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

タグ: 青森市蓬田村

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